その「手足のふるえ」、
諦める前に相談を。
適切な初診が解決の鍵です。
パーキンソン病とは
パーキンソン病の4大運動症状は、
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ふるえ
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動作緩慢
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固縮
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姿勢反射障害
と、それに伴う「非運動症状」です。
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便秘
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嗅覚障害
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うつ
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睡眠障害など
パーキンソン病の4大運動症状は、「ふるえ」「動作緩慢」「固縮」「姿勢反射障害」と、それに伴う非運動症状です。手足の震えや動きの遅さ、体が固くなること、バランス感覚が低下して転びやすくなることが特徴です。
ほんたいせいしんせん 本態性振戦とは
手、頭、声などが「ふるえる」症状が主体の、原因不明の良性疾患です。40歳以上で多く、文字を書く時やコップを持つときなどの動作中に震えるのが特徴です。基本的に震え以外の神経症状はなく、生活に支障がある場合は内服や手術で治療します。
パーキンソン病・
本態性振戦の主な治療方法
当センターでは症状ごとに最適解をご提案いたします。
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01
薬物治療
パーキンソン病の薬物治療は、ジスキネジアやウェアリングオフ(薬の作用時間が短くなる現象)といった運動合併症が出てきたり、幻覚や姿勢障害が進んでくると、専門的な調整が必要となります。
中等度以上の振戦については、発症早期であっても薬剤での改善が難しい場合もあります。
適切な薬剤での改善が乏しければ、外科治療を組み合わせることも必要となります。 -
02
高周波凝固術
(Radio Frequency Ablation:RF)脳深部に凝固針を挿入し、高周波で機能的に異常な部位を熱凝固する治療法です。比較的古くから行われており、ふるえや局所性ジストニア(手のこわばり)などに適用されます。治療中に症状の変化や副作用を確認することができます。
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03
脳深部刺激術
(Deep Brain Stimulation:DBS)脳内に電極を埋め込み、胸部に植え込まれた装置と接続し、持続的に電気刺激を送る治療法です。刺激の調整が可能なため、症状の変化に応じて設定を変更できます。特に、パーキンソン病のウェアリングオフ(薬の作用時間が短くなる現象)などに対して有効とされています。
脳深部刺激術(DBS)の治療方法
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04
集束超音波治療
(Focused Ultrasound Therapy:FUS)-
MRIの中で超音波を照射し、頭部を切開しない低侵襲治療
集束超音波治療(FUS)は、パーキンソン病や本態性振戦と診断され、薬物療法で十分な効果が得られない方が対象となります。MRIの中で治療を行い、頭蓋骨を透過する超音波を多方向から一点に集中させ、ふるえの原因となる脳内の標的部位を熱凝固します。直接脳を触らず、頭部を切開することも、機器を埋め込むこともないため、身体への負担が少ないとされる治療法の一つです。当センターでは、FUS治療器(ExAblate4000)の最新版を導入しています。導入施設はまだ全国でも限られています。
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入院期間が短く早期の社会復帰が可能
入院期間は2泊3日と短く、早期の社会復帰が期待できます。脳萎縮の影響を受けないため、80歳代の高齢の方でも比較的安全に治療を受けられる場合があります。ただし、頭蓋骨の形状や厚さ、密度などの条件によっては、治療対象外となることがあります。
集束超音波治療(FUS)の治療方法(インサイテック社提供)
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医師紹介
脳神経外科専門医取得後、約20年間、パーキンソン病や本態性振戦、ジストニアといった不随意運動の外科治療に従事してきました。名古屋大学での手術では約100例の執刀、約200例の助手を経験しました。また、名古屋共立病院のFUSにおいては、立ち上げから約200例の診断と治療を担当してきました。 不随意運動の疾患は、命に直接関わる病気ではないかもしれませんが、これまでの仕事ができなくなる、自分の身の回りのことができなくなるなど、患者さんの生活や人生を大きく変えてしまう病気です。内服薬が基本となりますが、適切なタイミングで外科治療を組み合わせることで、生活の質の維持や、仕事の継続が可能となることがあります。
これまで診断がついていない方、治療を受けているがなかなか良くならないと感じている方、また外科治療を受けたいけれど不安な方。どうぞ諦めずにご相談ください。FUSやDBSといった外科治療は、医療機器の有無だけでなく、専門的な知見と豊富な経験が求められます。当院では、ふるえやパーキンソン病に対し、専門医による診断から治療までをワンストップで提供しています。
費用について(FUSの場合)
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01 保険適用の対象
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薬物療法で十分に効果が得られない本態性振戦及びパーキンソン病の患者に対する振戦症状の緩和を目的とする治療。
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薬物療法で十分に効果が得られないパーキンソン病の患者において、脳深部刺激術が不適応の場合に行われる運動症状の緩和を目的とする治療。
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02 治療費の目安
自己負担(1~3割)
100,000~400,000円程度
高額療養費制度を利用すると、自己負担額を軽減できる場合があります。詳しくは、ご加入の健康保険組合や国民健康保険などの窓口へお問い合わせください。
厚生労働省高額療養費制度を見る※入院・外来別に適応
※上記治療費は、あくまでも目安となります。詳しくは厚生労働省のホームページをご参照ください。
「ふるえ・パーキンソン病センター」について
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ふるえ・パーキンソン病センター紹介動画
01 特長
最大の特長はワンストップサービスです。診断から治療方針の決定、そして実際の治療まで、すべて当センターで完結します。複数の医療機関を受診する手間がなく、患者さんの負担を大きく軽減できます。
治療は薬物療法のほか広範な外科治療にも対応しています。患者さんの症状や状態に応じて最適な治療法を選択できる、全国的にも数少ない施設です。 -
02 初診の重要性
ふるえの診断では、丁寧な診察が重要です。特にパーキンソン病の中でも「振戦優位型」と呼ばれるタイプは、画像検査でも特徴的な所見が得られにくいという特性があります。実際、他院で長年診断がつかないまま過ごしてこられた方が、当センターで詳しく診察し、検査を追加することで、初めて診断が確定するケースもあります。そうした方が適切な薬物療法を開始することで症状の改善が見られることもあり、診断を確定させることの重要性を実感しています。
診察では、問診と身体所見が最も大切です。例えば、いつ頃から発症したか、どのような時にふるえるかといった詳細な問診に加え、実際に渦巻きを描いたり、コップを持つ動作といった身体所見を丁寧に行います。こうした丁寧な診察が、正確な診断につながります。
当センターでは、紹介状などの事前情報、問診、視診を含む身体所見、MRIやアイソトープ検査などの画像検査を組み合わせて診断を確定させ、一人ひとりに最適な治療計画を立案します。薬剤調整の目処を立てて紹介元に引き継いだり、外科治療が必要な方はできるだけ迅速に治療にたどり着けるよう努めています。
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03 スタッフ紹介
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看護師 池戸美華
外来では、患者さんが安心して診察を受けられる環境づくりに努めています。一人ひとりの話に耳を傾け、生活の困りごとや不安にも目を向けることを大切にしています。患者さんの表情や雰囲気の変化に気づけるよう、常に観察力を磨き続けています。
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看護師 後藤美和
FUS治療の介助を担当しており、患者さんの不安を少しでも軽減できるよう、これから行う処置を丁寧に説明し、声かけをしています。また、血圧などの変化には細心の注意を払い、寒くならないように保温にも常に配慮しています。治療後に字が書けるようになった患者さんの喜ばれる姿を見ることは、私にとって大きなやりがいとなっています。
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診療放射線技師 石井和輝
MRI撮影を担当し、診断から治療計画まで、鮮明な画像を提供することで治療の精度を支えています。正確な診断に役立つ画像を撮影できるよう、固定具を工夫しています。治療に役立つ画像が撮れた時、そして患者さんの状態が良くなった姿を見られた時に、この仕事の喜びを感じます。
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04 メディア掲載実績
お問い合わせ
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